ゆるゆるOblivion

Oblivion妄想RP日記です。渋親父率高いので、加齢臭漂ってます

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MaleBodyReplacerで悩む

現在、男性体型は「MaleBodyReplacerV4」を使っています。
だけど、どうしてもうっすら胸毛がいただけない(腕毛はむしろ好き)。
そしたらSlofさん作の「Robert's Seamless Male v5」(以前はMaleBodyReplacer-v5-Betaという名称でした)というのがあるのを知り、こちらは胸毛がない模様。

ということで、試してみました。
使用体型は普通体型(Average Muscular・・・v5の標準体型)です。
もちろんパンツなんか履かせてませんよ(´ー `)


malebody05

おおっ、これは凄いですね。
今までより引き締まった体に見えます。

malebody07

なんかもう、血管うきうきウォッチングです。
血管好きにはたまりません。

malebody08

爪とか筋とか、本当にリアルです。
っていうか、写真みたいに見えますよ!

malebody06

背中のシミとか、ぷりけつとか、本当にいい体してますね。


malebody09

いや~、こんなに格好良くなるなら、こちらに乗り換えようかしら。


しかし、バニラ服を着せた時のみ手首に隙間が・・・orz


「Robert's Seamless Male v5」にはバニラ装備着用時にRobert体型になるmeshが同封されているようです。
Stock Armor & Clothing Fixesと書いてあるフォルダの中に3つ7zファイルが入っていて、
Robert Clothes & Armor BASE.7zとRobert Clothes & Armor SI BASE.7zは首周りが太くなる一番マッチョな体型用のバニラ服meshらしいです。
残りの一つRobert BASE 1st person fixes.7zが普通のやつ用らしいけど、中身少ないよね?
一応入れてやってみたけど、このキャラがいつも着ている服にはなんの変化もありませんでした。

なんでだろう??
やっぱり足りないの??

初心者にはサッパリわからないわ(涙)


++++++++++
2011.6.22 追記

「Robert Clothes & Armor BASE.7z」と「Robert Clothes & Armor SI BASE.7z」は”Robert Muscular Stock Clothing & Armor””Robert Male Muscular SI Clothing and Armor”ってことらしいです。
「v4」の標準体型はAverageですが、「MaleBodyReplacer-v5-Beta」の標準体型はMuscularなので、これらが付属しているということなのかな?

malebody13

ガッチリ体型になりますが、首周りが一回り太くなるバージョンではないようです。
なんとなく足もムチムチ?

ちなみに「Robert BASE 1st person fixes」は未検証なので、どういったものなのかは謎。
たぶん一人称視点の時のものっぽいので、男性キャラでプレイしない人には関係ないのかな~?

追記終わり

++++++++++



今までバニラ装備を着てもRobert体型になるよう「RobertMaleAverageStockClothingAndArmor_v05_Final」というものを一緒に使用してました。
写真で見るとわかりやすいかな?一応参考資料として載せてみました。


<1>MaleBodyReplacerV4+バニラ装備


malebody01

手首と腕でテクスチャの違いがハッキリわかります。
ちょっと猫背っぽいんですよね~。
バニラ体型も可愛いんですけど、なんかおっさんくさいというか・・・(笑)


<2>MaleBodyReplacerV4+
バニラ装備+RobertMaleAverageStockClothingAndArmor_v05_Final


malebody02

テクスチャの境目がなくなりました。
とっても自然でいい感じです。
肩の辺りにもゆとりができました。


<3>Robert's Seamless Male v5+
バニラ装備+RobertMaleAverageStockClothingAndArmor_v05_Final


malebody03

えっと、<v5+バニラ装備>の写真を撮るのを忘れました(汗)
その時は<1>の写真の状態と全く同じで、しかも手首に隙間があいてました。
RobertMaleAverageStockClothingAndArmorを入れると<2>と同じ状態になります。
やっぱり手首に隙間はあいたままでしたが。

malebody04

近くで見るとよくわかります。
ちょっと離れれば気にならなくなるし、手袋しちゃえば関係ないかな?^^;
うちは結構バニラ装備の人が多いので、ちょっと気になるんですよね><

------------------------------------------------

ちなみに、v4のテクスチャをv5のものに変えて導入したら、普通に使えました。
手首に隙間もなく、テクスチャも普通に表示されてましたよ。
meshにあまり違いはないのでしょうか?
(でも手首に隙間があるってことは、v4とv5じゃやっぱりちょっと違うんだろうな~)


ということで、どうしようか悩んだ結果、

MaleBodyReplacerv4(テクスチャのみv5に変更)+
RobertMaleAverageStockClothingAndArmor_v05_Final

にすることにしました。
どうしても手首の隙間が気になるのです><
ああ・・・色々やって疲れちゃったorz

以下、その環境で撮影したものです。

<4>
MaleBodyReplacerv4(テクスチャのみv5に変更)+
RobertMaleAverageStockClothingAndArmor_v05_Final


malebody11

これが一番私にはいいみたいです。
手首の隙間もないし、胸毛もないし(笑)

malebody12

何度見てもv4とv5の体格の違いがわかりません。
ならどっちでもいいじゃん?っていうのが私の見解です(笑)



男性の裸ってあんまり気になさる方はいないと思います。
でも、女性の立場からすると、やっぱり魅力的な体格のキャラの方が見ていて楽しいんですよね。

malebody10
↑筋肉体操

引き締まった体を見ると、ついマッチョポーズを取らせたくなります。


+++++++++++++++

2011.6.22さらに追記

本家Robertさん製作の「Robert Male Average Body V5」があることに今日気付きました。
テクスチャは違うみたいですが、メッシュはどうなんでしょうね?


追記終わり
+++++++++++++++



* * * * * * * * * * * *

以下、今回の使用Modです。

「MaleBodyReplacerV4」
「Robert Male Average Stock Clothing And Armor Final」
「Robert's Seamless Male v5」
(Slofさん作のmodはすべて御本人のサイトにまとめられたようです。そして名前が「Robert's Bodies」になってました)


::::::::::::::::::::::::::::::

またまた追記2012.4.16

2012年になってからは「MaleBodyReplacerV52」を使用しています。
新しく記事を書いたので、気になる方はそちらもどうぞ。

MaleBodyReplacerでまた悩んでみる




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プレイヤーキャラの顔を変更してみる

新しい種族、髪型、目が大分増えたので、いつも使っているキャラクター(Mia)の顔を変えてみることにしました。
ずっと使ってるキャラなので愛着があるのですが、せっかく素敵なパーツが増えたので使わない手はないですよね。


valen04


戦士なので全く化粧っけがなく、ボーイッシュで口の大きいロシア人をイメージして作ったこのキャラ。
海外ドラマ「GALACTICA ギャラクティカ」のスターバックみたいなイメージです。
お世辞にもあまり可愛いとは言えません(笑)

なので、もうちょっと女の子らしさを兼ね備えたマニッシュな子を目指そうと思います。



今回は「CarrierRetexture1024」というCarrier用の顔テクスチャをBretonのコピー種族に適用させて作ってみました。
(顔作成指南スレで公開されたものらしいです。SHYにUPされてました)

Bretonの顔に似合うかどうかわかりませんが・・・、さて、いかがなものでしょうか。



newMia01
↑ちょっとキョトン顔ですが・・・


お、かなり可愛いのでは?



っていうか、別人になりました。

マニッシュで天然で能天気に見えれば十分です。
一応、髪の色は赤っぽいウォームピンク、目は青系だけは貫きましたが(汗)
あと、口のでかさね。

というか、テクスチャの持つパワーは偉大ですね。

こんなに可愛くなるものなのですね~。
Carrierで作ったらもっと可愛くなるのかな~?


newMia02


最初、XEORC4の種族の顔で作ってみようかと思ったのですが、睫毛があると色っぽく見えるのでやめました。
詳しいことはわかりませんが、ステイタスなんかにも影響ありそうですしね。
ちょっと怖かったんだ・・・。
そちらは新キャラ作成時に使ってみようと思いました。


-------------------------------------------

と、いうことで、お話の途中なのに主人公の顔が大幅に変わることになりました。
(読んでる方はいらっしゃらないと思うので、どうでもいい話ですよね・・・)

可愛い方がおっさんも好意を寄せやすいかもしれないしね(笑)


newMia03

おっさんに無理矢理くっついて写真撮影。
迷惑がられてます。

新しいMiaでも違和感なさそうで良かったです。


************************

2/27追記

使用しているテクスチャがバージョンアップされてました。

「CarrierRetexture1024ver0.2」
ttp://shy.jsphr.net/upload/img/ups23670.7z

(A_brown_RenHeadF.ddsを使用中)

ulysさん素敵なテクスチャありがとうございました。
大事に使わせていただきます。




あと、showracemenuで変更すると、種族&クエストのアビリティとスキルがなくなってしまうらしい。
(いつもは魔法受けてもぜんぜんダメージにならなかったのに、めっちゃHPが減ってかなりビビリました)

ということで、コンソールの"player.addspell"を使って覚えさせました。
UESPでアビリティのIDを調べ、コンソールで登録。
MiaはBretonなので(http://www.uesp.net/wiki/Oblivion:Breton#Traits

Fortify Magicka (FormID 00047AD2)
Resist Magic (FormID 00047AD1)
Dragon Skin (FormID 00047AD0)


それと、星座がThe Warrior なので(http://www.uesp.net/wiki/Oblivion:Birthsigns)、

Warrior Birthsign ability (FormID 00022A6E)



クエストの方はちょっとわかりません。
グレイプリンスに伝授されたスキルとか綺麗サッパリなくなってました。
ちょっとせつない(涙)
でも、可愛くなったからいっか~。




The Woodcutters Cabin Plus COBL Version

この寒い冬にぴったりのとっても雰囲気の良い家を見つけました。
「The Woodcutters Cabin Plus COBL Version」という、毛むくじゃらのハンターが住んでそうな家です。
ちなみに境界線の先に家があるみたいなので、ini編集で bBorderRegionsEnabled=0 にして、
境界線を無効にして下さい。

導入した後Cheydinhalへ行くと、家を手に入れるためのちょっとしたクエストを受けられます。

wood01


行く先は表示されるので、英語がわからなくても大丈夫だと思います。
(英語わからないよーという方は、日本語訳を載せていらっしゃる親切な方がいるので、ぐぐってみて下さい)

言われた通りの場所へ行ってみると・・・

wood02


うおっ(汗)

自分の荷車に轢かれてお陀仏している木こりのおっさんを発見。
なむなむ・・・

荷物を漁ると鍵と地図が手に入るので、指示通りの場所へ赴くと洞窟がありました。

wood03

ここを抜けると・・・

wood04

鹿が出迎えてくれました。
お、家が見えてきましたよー。


wood05

あれだー!
やったー!
辿り着いたぞー!

wood06
↑このテラス部分が超好みです


いやいや、これは素晴らしい家ですね。
こういう素朴で生活感溢れる雰囲気大好きですよ。


wood07


この家は「Millstone Farm And Millstone Farm COBL」の製作者さんと同じなんです。
この方の家は至る所にギミックが隠されてるので、色々触って遊ぶ楽しみがあります。
しかも背景にある物語が垣間見えるよう、小物や雰囲気の出し方が半端ないです。
私の中では神のような存在です。
こんな風にいつか家を作れるようになりたいな~・・・



中も素晴らしいです。

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あのおっさんは、ここに1人で住んでたんですね。


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お台所。
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小さい子がいたら、絵本を読んで聞かせてあげたくなるような部屋です。
で、パパは明日の狩猟に備えてナイフを研いでたりしてね(笑)
どんな妄想だ。


外の小さい扉から地下へ行けます。

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サウナです。

レバーを捻ると蒸気が噴出してきます。
フィンランドっぽいですねー。


手狭ながらも作りこまれた室内に、情緒溢れる外面。
なんかもう、付け入る隙がなくて、ため息しか出ません。
新しくコンパニオン作って住まわせたくなるくらい、素敵なお家でした。

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↑この山小屋はNordによく似合います



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こんな家で、鹿鍋とか食べてみたいな~。
あと、写真撮る時、雪を降らせれば良かったなと、今思いました^^;


感謝の気持ちを込めて

~おっさんの自宅~


「Eyja、ちょっと頼んでもいいか?」

「ええ、旦那様」


valen15


雑用をこなしていたEyjaを連れて、おっさんは自室の扉をくぐった。
真っ直ぐベッドへ歩いて行くと、靴を脱ぎ、横になる。
机に向かって日記を書いていたMiaが何事かと思いそちらを向くと、
Eyjaが慣れた手付きでマッサージをし始めたところだった。
腰元を中心にゆっくりと揉み解していく。

Miaは暫く眺めていたが、見ていても仕方ないので、再び日記にとりかかることにした。
後方から、おっさんの喉から搾り出すような息とも声ともつかぬものが聞こえてくる。
2人のやり取りは的確で、無駄のないもののように思えた。
余程やりなれているのだろう。
裏を返せば、おっさんは大分昔からEyjaにマッサージをさせているということになる。
痛みが慢性化しているということが、Miaにもなんとなくわかった。


30分程すると、「おやすみなさいませ」と2人に言い残しEyjaは階下へと戻っていった。
Miaは日記から目を離し、後ろを振り返ると、おっさんがベッドの上で首を回したり、
肩を動かしたりしていた。
まるで自分の体を確かめるように、各関節を動かしている。


「どう?少しは楽になったの?」

Miaは椅子から立ち上がり、ベッドの足元へと歩み寄った。

「まあな。」
「Eyjaにはよくマッサージを頼むんだ。いい腕だよ。あまり長い時間やらせるのは悪いから、そこそこで切り上げてしまうが・・・」

おっさん的にはもうちょっと続けてほしいという気持ちがあるのだ。
マッサージが結構な肉体労働だということを知ってるので、最高でも30分と決めていた。


「私もやってあげようか?」

物足りなそうなおっさんを見て、ついそんなことを口走ってしまった。


「やったことあるのか?」

「うーん、どうだろう」
「やらせてみたら、わかるんじゃない?」


おっさんは渋々うつ伏せになった。
ベッドサイドに立つと、Miaはおっさんの腰元に指を当て、ぎゅっと肉を掴んだ。
もみもみ・・・と、肉を揉む。


「おい」

鋼のような鋭い声がとんでくる。
おっさんがうつ伏せ状態のまま、顔だけこちらに向けていた。
眉間に皺が寄っている。

「なにしてるんだ?」

「え?マッサージだよ?」


おっさんは身を起こした。


「肉をもきゅもきゅされても、くすぐったいだけだ」

彼はベッドから立ち上がると、Miaに横になるよう促した。
躊躇している彼女をせかし、半ば無理矢理うつ伏せにさせる。


「いいか、これから実際にやってみせるから、ちゃんと覚えてくれ」

そう言うと、彼はMiaの背後に周り、腰に手のひらを押し当てながらグリグリと擦った。

「最初は手のひらで患部を擦れ。その後、ゆっくり捏ねる」


何度かそれを繰り返すおっさん。

Miaはおっさんの手元を見ようと顔だけ振り返らせた。
しかし、ツボを押される度に”ふごぉっ”と変な声が出てしまうので、笑ってその恥ずかしさを誤魔化すしかなかった。

「真面目に聞いてるか?」

「・・・ふぐぅっ・・・うっふっふ、き、聞いてるよ・・・」

「この辺は腰痛のツボだ。この辺りを親指で押してほしいのだが、その時、私の呼吸に合わせて押して欲しい」
「私が息を吸ったときに押し、吐いたときに離す。難しいかもしれんが、やってる内にわかるだろう」

彼は第2腰椎と第3腰椎の傍にあるツボを押しながらそう伝えた。
一通り腰の揉み方を教えると、今度は背中へと手を移動させた。
説明をしながら肩、首へと場所を変え、体の上部を揉み終えると、彼はベッドから降りサイドに立った。
Miaはぐったりと突っ伏している。

「まあ、こんな感じだ。なんとなくわかっただろ?」

「・・・うん・・・」

「どうした?」

Miaの声はかすれていた。
マッサージされたことにより、身も心もすっかりほぐされてしまったのだ。

「・・・おっさん、マッサージうまいね・・・」

今、ここで、このまま寝てしまいたい。
そんな衝動に駆られていた。
物凄く気持ち良かったのだ。
おっさんはツボをよく知ってるので、その効果が覿面に現れており、Miaをこんな状態にしてしまったようだ。


「おい、私にしてくれるんじゃなかったのか?君がぐったりしてどうする。」

「・・・ああ・・・、そうだったわね。ごめんなさい」



Miaが気だるそうに起き上がると、再びおっさんが横になった。
彼女は彼の手の動きを思い出しながら、ゆっくりと腰を揉み始めた。

「・・・うん、そうだ、最初とは比べ物にならないな」

彼は安心したように息をつくと、目を閉じた。

「痛くない?」

「大丈夫だ」


valen16


数分揉み続けただけで、Miaは息が上がってきてしまった。
手にもうまく力が入らない。

「・・・・結構、揉むのも大変なのね・・・」

「疲れたらやめていいぞ。まだ5分も経ってないが・・・・」

「え、まだそんな?もうちょっと頑張らせてよ」


Eyjaは30分続けたのだ。
勝つのは難しいにしても、せめて10分以上はやりたかった。
Miaは額に汗を掻きながら一生懸命やり続けた。
少しずつ揉み慣れてくると、うまく体重移動させてあまり力を入れずに押せるようになってきた。
それでもやっぱり大変な作業だ。

おっさんは一生懸命揉み解している彼女の姿を、チラリと横目で一瞥した。


ふふっ・・・


Azazelの笑い声が、ふと、Miaの耳に届いた。

「なに?なにか面白い?」

「いや、そうじゃない・・・」
「ちょっと昔のことを思い出しただけだ」

「昔のこと?どんなこと?」


おっさんはまだ笑っているようだった。
微笑みながら、彼は静かに言葉を口にした。


「・・・娘がまだ小さい頃だ。今みたいに、よく、マッサージをしてくれたんだが、子供だから全然力がなくてね・・・」
「2~3分で力尽きるんだが、納得いかないみたいでな。手でやった後、体の上に立ち上がって足踏みしてくれるんだ」

おっさんは少し気持ち良さそうに息を漏らすと、さらに話を続けた。

「娘は食が細かったからちょっと痩せ気味だった。だから上に乗られても軽すぎて重さを感じないんだ。」
「足踏みされても、くすぐったいだけでね・・・・」



「だけど、いつも必死にしてくれたな・・・」



Azazelは懐かしむように、しみじみと言葉を噛み締めていた。
その表情は穏やかで、優しい父親の眼差しを湛えていた。

「・・・面白い話じゃなくてすまんな。」

「ううん。そういう話、もっと聞かせてくれればいいのに。可愛い娘さんだったのね」

「・・・・そうだな・・・・。」


話し終えると、彼は現実の自分の置かれている状況を思い出し、悲しそうに目を伏せた。

                   :
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                   :

暫くしてから、マッサージを終えたことを知らせるため、Miaはおっさんの頭をわさわさと撫でた。
彼はうとうとしていたのか、ハっと目を開いた。

「終わったわよ。と、言っても結局15分くらいしかできなかったけどね」

Miaはうつ伏せのおっさんの背中から降りると、靴を履いた。


「ありがとう。かなり楽になったよ」

おっさんは身を起こしながら礼を述べた。

「いいのよ、だって今日はバレンタインデーだもの。日頃の感謝の気持ちを込めて、ね。」

Miaはニコっと笑った。

「チョコレートなくてごめんなさい」

ちょっぴり申し訳なさそうにしている。


「気にするな。」
「Eyjaはただ、記念日とか、行事とか、そういったものが好きなだけなんだ。
君まで感化される必要はない。」

彼は靴を履くと、部屋の中央へと歩いて行ってしまった。
テーブルの上にはEyjaがくれたチョコレートが置いてある。

「せっかくだ、一緒に食べよう」

小さくて可愛らしいチョコレートは見た目にも楽しかった。
Miaが席に着くと、おっさんはさっそくそれを口に放り込んだ。
彼女はじっとそれを見つめている。

「どうした?嫌いか?」

「ううん、好きよ。チョコレートは大好き」

「どれでも好きなのを選んでくれ。トリュフなんかいいんじゃないか?」

「・・・・」


valen17

Miaはどうしようかと迷っているようだ。
なかなか手を出そうとしない。

「旨いな。これは中にオレンジソースが入っているようだ」

彼は吟味していた。
甘い物が好きなので、色々と詳しそうだ。
それを物欲しそうに未だ眺め続けているMia。
不審に想い始めたおっさんが、再度彼女に声を掛ける。

「旨いぞ。食べないのか?」

取りやすいよう、器を彼女の方へ近づけてあげた。
彼女はじっとチョコレートを見つめ続けている。

「・・・あのね・・・」

「うん?」

「・・・私、チョコレート大好きなんだけど・・・」
「食べると鼻血が出るの」

「え?」


聞き返すおっさん。
Miaが恥ずかしそうにもう一度繰り返した。


「だから、食べると鼻血が出るのよ・・・」

おっさんは笑いをこらえているのか、口元を歪ませていた。

「君は子供か・・・?」

「うるさいな。出るもんはしょうがないでしょ」
「食べるとのぼせちゃうみたいで、昔から駄目なのよね・・・」しょぼん


ははははは・・・・


オッサンは声に出して笑いだした。
面白いからというよりも、あまりにも子供っぽく、可愛いと思ってしまったからだ。


「そうか、なら無理はしない方がいい。鼻血が出るんじゃな・・・」くっくっく

「もう!チョコレート大好きなのにこれだよ!おまけに笑われるし・・・・、くそっ!!!」キーーッ


Miaは悔しそうに叫びながら、勢いでチョコレートをつまみ、半ばヤケ気味にポイっと口に放り込んだ。


「うまっ」


立て続けに2個ほど口に入れる。
もぐもぐもぐ・・・
口の中がチョコレートで一杯になり、頬がもりもりと膨らむ。

「一気に頬張りすぎだぞ。君はおそらく鼻の毛細血管が弱いのだろう。
ゆっくり少しずつ食べた方がいい」

「そんなこと、わかって・・・」
「あ」

鼻の奥から液体が垂れて来る感覚がある。
彼女は咄嗟に顎を少し上に傾けた。

タラ・・・

右小鼻から赤い液体が流れ出た。
鼻血だ。
彼女はサっと、手でそれを覆い隠した。

「やばっ・・・」

「おいおい、興奮しすぎだぞ」

彼は苦笑しながらティッシュを渡してくれた。
Miaはそれで鼻を押さえると、ガックリと肩を落とした。


「鼻に詰めないのか?」

おっさんは半笑いで彼女の様子を伺っている。
ムっとした表情でMiaはおっさんを見やると、鼻声で反論した。

「詰めると渇いたあと取り出し辛いのよ。せっかく治まったのに、また出ちゃうこともあるしね」

「経験済みか」

「もちろんよ。鼻血暦はかなり長いのよ」

「そういうことは覚えてるんだな」

「・・・そういえば、そうね・・・」


過去の記憶はほとんどないが、鼻血に関することだけは覚えているようだ。
おそらく、幼少の頃からよく鼻血を出していたのだろう。
その経験が、体に染み付いてるのかもしれない。


「もう出ちゃったんだから、気にすることないわよね」

彼女はどうでもよくなったのか、チョコレートを食べ続けた。
なのに、血の味が混じってしまい、本来の美味しさを堪能できない。
それでも美味しいと感じられるのは、余程出来の良いチョコレートなのだろう。


「おっさん、来年は私もチョコレートあげるね」
「で、一緒に食べよう?」


彼は目を細めて穏やかな表情を浮かべながら、「そうだな」と静かに頷いた。
鼻血を出しながらもチョコレートを食べ続ける彼女を、今までにないくらい身近に感じながら。


valen18


-Happy Valentine !-



END


認知度

次にMiaはAnvilのギルド支部を訪れていた。
Chevに会いに来たのだが、どこにも彼の姿はない。

valen12






自宅の方へ赴いてみると、外で体を動かしている彼を見つけた。

valen13



「訓練の相手になりに来てくれたのか?」

「今日は違う用で来たのよ。」

MiaはChevがギルドに入る時にある約束を交わしていた。
それは、彼女の戦闘技術を彼に教えるというものだった。
彼女は暇を見つけてはChevの訓練に付き合っていた。
おかげで徐々にだが彼の腕前は以前よりは上がってきているようだった。


「一通り各町のギルドで働いてみてどうだった?やってけそう?」

「ああ、山賊稼業よりはハードだが、マトモな職って所がいいな」

彼は練習を止め、深呼吸をしていた。
軽く汗を拭いながらMiaの傍に寄ってくる。
彼女は”マトモ”という言葉に引っ掛かりを感じていた。


「マトモかどうかは判断し辛い所ね」


非合法な依頼をこなさなければならない時もある。
Miaの短い過去の記憶の中にも、少なからずとも思い出したくも無い不本意な依頼がいくつもあった。
それでも、引き受けたからには何らかの方法でやりきらなければならないのだ。


「Modrynがね、来月あなたを昇進させるって言ってたわよ」

「って、決定権はあんたにあるんだろ?」

「うん」

「で、どうなんだ?」

「その通りだと思うわ」

彼女がニコニコしながらChevを見上げた。


「そっか。そいつはありがてぇな。昇進ってことは、給料も上がるってことだもんな」

「そうよ。そん時はパーッとお酒でも飲みましょう」



Miaは横に建っている元・自宅(元・お化け屋敷)をふと見上げた。
お化け退治は済ましたものの、外にいても、どうも壁から圧迫感を受けてるような気がするのだ。

「・・・Chev、この家はどう?住み心地いい?」

「いいよ。あんたが言ってたような気持ち悪い感じとかは全くしねーぜ?」
「中入るか?」

Miaは首を横に振ってそれを断った。
ちょっとしたトラウマだ。
そんな彼女の反応を意外そうに眺めるChev。

「聖騎士とか言われてる割には、お化けとか苦手なんだな」

「・・・うん、お化け駄目なの・・・」


Kvatchの英雄と謳われている人物のくせに、幽霊だけはどうにも直視できなかった。
リッチとかゾンビなどはまだマシで、とにかく透けていていわゆる”幽霊”と呼ばれているものだけが不気味で受けつけられないのだ。
その中でも家にとり憑いている者がもっとも性質が悪い。
ゴキブリと同じだ。
森にいるゴキブリよりも、家の中を動き回るゴキブリの方がどれだけ恐ろしいか。


「あんたの弱点はお化けか。・・・覚えておこう」ふふん

彼はニヤリとほくそ笑んだ。

「へっ、変なことしたら怒るからね・・・!」
「マジで、お化けとか無理なんだから!」キーッ

「おいおい、ムキになるなよ、なんもしてねーじゃねーかよ」


今のMiaの反応からすると、本気でお化けは駄目なようだ。
面白半分で肝試しをしたら、半殺しの目に遭うことは間違いなさそうだった。


「もうっ、そんなことを話に来たんじゃないのよ。」


Miaは冷静さを取り戻すと、真顔で彼に質問をし始めた。


valen14


「あなたって格闘家なんでしょ?整体とかにも詳しそうだけど、その辺はどうなのかしら?」

「人間の肉体構造については詳しい方だと思うぜ。急所やツボはとても大切だからな」

「腰痛を治すいい方法ってある?」

「腰か。腰はやらかしちまうと癖になるからな・・・」
「一番いい方法は安静にしてることだ。重いものは決して持たない、酒もやらない、とにかく治るまでじっとしてることだ」

「あとは?」

「患部を温めて冷やさないようにするとかかな?マッサージや針治療もいいんじゃねーか?」


Miaは彼の一語一句を記憶に留めておこうと、一生懸命聞き入っていた。
どうやら彼はModrynより知識がありそうだ。

「予防法はあるの?」

「腹筋を鍛えるといいっていうが、普段から鍛えてる奴には関係ねーよな。なる時はなっちまうし。」
「くしゃみ一発でギックリってな。」


彼はまじまじとMiaの腰元を見つめた。

「・・・なんだ、腰痛めたのか?」

「ああ、私じゃなくて、おっさんがね」

「なるほど・・・」

Chevはすんなり納得していた。


「腰痛持ちは辛いよな。お大事にって言っといてくれ」

彼は自宅の玄関口に向かって歩き始めた。
そろそろ身支度して仕事に行かなければならない。


「あとさ、今日なんの日か知ってる?」

ちょこちょこ歩きながら彼の後ろをくっついていくMia。


「さー、知らねーなー」

「バレンタインデーなんだってさ」

「へー」

「好きな人にチョコレートをあげて告白するんだってさ。私そんな日があるなんて今日まで知らなかったのよ?」

「俺も知らなかったよ」

彼の返答はいちいちそっけない。


「・・・興味なさそうね」

「あんたは興味あるのか?」

「うーん・・・・」

いまいちピンとこないというのが正直なところだ。
今更チョコレートを買いに行くのもヤボってものだし、あげたい人もいなかった。
1人だけ思いついたが、伯爵にあげることはほぼ不可能だろう。


「そんなことよりもさ、おっさんに早く可愛い女の子紹介してくれって催促しといてくれねーか?」

「そんな約束したの?」

Chevは頷いた。
呆れたようにポカンと口を開けたままMiaは立ち止まり、その場で大きなため息をついた。


「わかったわ。伝えておく」

「頼むぜ」


そう言うと彼は家の中へと入っていった。



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