ゆるゆるOblivion
Oblivion妄想RP日記です。渋親父率高いので、加齢臭漂ってます
客人来訪
おっさんの自宅は、Skingradのファイターズギルドからそう遠くない場所にあった。
「近くていいわね」
私にしてみたら、Skingradというだけでかなり羨ましい立地条件に当てはまる。

玄関のベルを鳴らすと、背の高いおばさんが出迎えてくれた。

「おかえりなさいませ旦那様。あら?お客様ですか?」
おばさんは後ろにいる私に気づき、舐める様に全身をくまなく観察しているようだった。

「ギルドマスターのMiaだ」
「しばらく我が家に滞在することになったので、よろしく頼む」
「お世話になります」
私は軽く頭を下げた。
おばさんは意外そうな表情で私とおっさんを見比べている。

「お若いのにギルマスなんですの?才能に溢れた方なのね」
「こんなにお若くて綺麗なお嬢さんを連れてらっしゃったから、てっきり旦那様のいい人なのかと思いましたわ」
「・・・本当はそうなんでしょ?もうっ、隅におけないんだからっ」
おばさんは生娘のように1人でハシャぎながらおっさんの腕を軽くはたいた。

「何を勝手に勘違いしてるんだ(汗)」
おっさんは冷や汗をかきながらあせっている。
「彼女は私の上司だぞ。失礼な態度は慎んでくれ」
「あら、本当に違うんですの?」
「・・・・つまらないわね・・・・」
彼女はとても残念そうだ。
一体、何を期待してるのだろう。
「突然の来客で申し訳ないのだが、食事は間に合うかな?」
「お任せ下さい旦那様。すぐ、お仕度いたしますわ」
-------------------------------------------------------------------
「メイドさんがいるなんて知らなかったわ」
おっさんは孤高の人なんだとばかり思っていた。
独り寂しくお屋敷に住んでいるようなイメージを私は勝手に作っていたらしい。

「彼女はEyjaといって、かれこれもう十数年に渡って仕えてくれている」
「よく働いてくれるのだが、いかんせん、ゴシップ好きでな・・・」

「ずっと二人きりで暮らしてるの?」
ちょっと意外だった。
「だからあんなにあなたにフレンドリーなのね」
「それだけ長く一緒にいたら、恋が芽生えてもおかしくはないわよねぇ・・・」
「本当は、彼女とデキてるんでしょ?ねぇ、そうなんでしょ?」
私はいたずらっぽく笑いながらEyjaさんのマネをしてみた。

「君までやめてくれないか」
「まったく、そういう話はEyjaだけで十分だ・・・」
おっさんの心労は絶えない。
----------------------------------------------------------------
Eyjaさんがテキパキと夕食の支度をしている。
ただ泊まらせてもらうだけというのも気が引けた。
「あの、私にも手伝わせて下さい」

「あら、とんでもございません!旦那様のご上司にそんなことさせられませんわ!」
「気になさらないで下さい」
「ここにいる間は、ただの居候ですから、なんでもおっしゃって下さい」
「あらぁ、そうですの?」
「では、お手伝いしてもらっちゃおうかしら」
おばさんは基本的に使えるものはなんでも使いたいタイプのようだ。
台所から料理を運んでくれと頼まれ、慣れない手付きで、ヨタヨタとふら付きながら歩く私。
「あ!」



「・・・・うぅ・・・・」
カーペットに蹴つまずいてしまった。
なんという失態。
「・・・ごめんなさい・・・」
落ち込む私。
慣れないことはするもんじゃないな(涙)
「あらあら、大丈夫?怪我はない?」
おばさんが素早く片付けながら、優しく声をかけてくれた。
気を使ってくれてるようだ。
「私は大丈夫です・・・」
「せっかくのお料理が・・・。どうしよう、取り返しのつかないことを・・・」
泣きそうだった。

「気にするな」
「片付けはEyjaがやるから、君は席について食事をしろ」

「何もしなくていいんだよ。君は大切な客人なんだから」
本当に私は、戦うこと以外まるっきりダメダメだなぁ・・・・。
魂が抜け出るくらい深いため息をつき、マリアナ海溝よりも深く落ち込んだ。
それにしても、こうやって食事をするのも悪くないわね。

家庭ってこういう感じなのかしら?
おばさんのお喋り攻撃は遠慮したいけど・・・。
----------------------------------------------------------------
「先に休むぞ」
おっさんとEyjaさんは早々に眠りに着いてしまった。
取り残された私は、黙々と今日の出来事を書き綴る。

またいつか記憶がなくなってしまうかもしれない。
そう、心の片隅で思ってるのかもしれなかった。
気づいたら就寝前に日記をつけるようになっていた。

昔の記憶のことは、もう、どうでもいい。
だけど、今覚えてることは忘れたくない。
最後に今日の花言葉を書いて、ノートを閉じた。
---------------------------
Campanula(カンパニュラ)
「親交」
---------------------------
私は花の子ル○ルンか。
「近くていいわね」
私にしてみたら、Skingradというだけでかなり羨ましい立地条件に当てはまる。

玄関のベルを鳴らすと、背の高いおばさんが出迎えてくれた。

「おかえりなさいませ旦那様。あら?お客様ですか?」
おばさんは後ろにいる私に気づき、舐める様に全身をくまなく観察しているようだった。

「ギルドマスターのMiaだ」
「しばらく我が家に滞在することになったので、よろしく頼む」
「お世話になります」
私は軽く頭を下げた。
おばさんは意外そうな表情で私とおっさんを見比べている。

「お若いのにギルマスなんですの?才能に溢れた方なのね」
「こんなにお若くて綺麗なお嬢さんを連れてらっしゃったから、てっきり旦那様のいい人なのかと思いましたわ」
「・・・本当はそうなんでしょ?もうっ、隅におけないんだからっ」
おばさんは生娘のように1人でハシャぎながらおっさんの腕を軽くはたいた。

「何を勝手に勘違いしてるんだ(汗)」
おっさんは冷や汗をかきながらあせっている。
「彼女は私の上司だぞ。失礼な態度は慎んでくれ」
「あら、本当に違うんですの?」
「・・・・つまらないわね・・・・」
彼女はとても残念そうだ。
一体、何を期待してるのだろう。
「突然の来客で申し訳ないのだが、食事は間に合うかな?」
「お任せ下さい旦那様。すぐ、お仕度いたしますわ」
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「メイドさんがいるなんて知らなかったわ」
おっさんは孤高の人なんだとばかり思っていた。
独り寂しくお屋敷に住んでいるようなイメージを私は勝手に作っていたらしい。

「彼女はEyjaといって、かれこれもう十数年に渡って仕えてくれている」
「よく働いてくれるのだが、いかんせん、ゴシップ好きでな・・・」

「ずっと二人きりで暮らしてるの?」
ちょっと意外だった。
「だからあんなにあなたにフレンドリーなのね」
「それだけ長く一緒にいたら、恋が芽生えてもおかしくはないわよねぇ・・・」
「本当は、彼女とデキてるんでしょ?ねぇ、そうなんでしょ?」
私はいたずらっぽく笑いながらEyjaさんのマネをしてみた。

「君までやめてくれないか」
「まったく、そういう話はEyjaだけで十分だ・・・」
おっさんの心労は絶えない。
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Eyjaさんがテキパキと夕食の支度をしている。
ただ泊まらせてもらうだけというのも気が引けた。
「あの、私にも手伝わせて下さい」

「あら、とんでもございません!旦那様のご上司にそんなことさせられませんわ!」
「気になさらないで下さい」
「ここにいる間は、ただの居候ですから、なんでもおっしゃって下さい」
「あらぁ、そうですの?」
「では、お手伝いしてもらっちゃおうかしら」
おばさんは基本的に使えるものはなんでも使いたいタイプのようだ。
台所から料理を運んでくれと頼まれ、慣れない手付きで、ヨタヨタとふら付きながら歩く私。
「あ!」



「・・・・うぅ・・・・」
カーペットに蹴つまずいてしまった。
なんという失態。
「・・・ごめんなさい・・・」
落ち込む私。
慣れないことはするもんじゃないな(涙)
「あらあら、大丈夫?怪我はない?」
おばさんが素早く片付けながら、優しく声をかけてくれた。
気を使ってくれてるようだ。
「私は大丈夫です・・・」
「せっかくのお料理が・・・。どうしよう、取り返しのつかないことを・・・」
泣きそうだった。

「気にするな」
「片付けはEyjaがやるから、君は席について食事をしろ」

「何もしなくていいんだよ。君は大切な客人なんだから」
本当に私は、戦うこと以外まるっきりダメダメだなぁ・・・・。
魂が抜け出るくらい深いため息をつき、マリアナ海溝よりも深く落ち込んだ。
それにしても、こうやって食事をするのも悪くないわね。

家庭ってこういう感じなのかしら?
おばさんのお喋り攻撃は遠慮したいけど・・・。
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「先に休むぞ」
おっさんとEyjaさんは早々に眠りに着いてしまった。
取り残された私は、黙々と今日の出来事を書き綴る。

またいつか記憶がなくなってしまうかもしれない。
そう、心の片隅で思ってるのかもしれなかった。
気づいたら就寝前に日記をつけるようになっていた。

昔の記憶のことは、もう、どうでもいい。
だけど、今覚えてることは忘れたくない。
最後に今日の花言葉を書いて、ノートを閉じた。
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Campanula(カンパニュラ)
「親交」
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私は花の子ル○ルンか。