ゆるゆるOblivion
Oblivion妄想RP日記です。渋親父率高いので、加齢臭漂ってます
Modrynとおっさん
-Chorrol-

私達はModrynの自宅を訪れた。

「お早うModryn、ギルドの管理はうまくいってる?」
「お前がいない間色々あったが、まあ、なんとかやってるよ」

Modrynは戦士ギルドChorrol支部のサブマスターだ。
私が留守の間は彼がギルドを仕切ってくれている。
実質、彼がマスターみたいなもんだった。

「もうちょっと頻繁に顔出さねーと、周りの皆に示しがつかねーぞ。」
「タダでさえゴタついてて、人手不足だっていうのに・・・」
「そうだったわね。大変な時期なのにごめんなさいね」
「でも、私よりあなたの方がずっとリーダーに向いてると思うの」
彼は口は悪いが、熱血漢で人情味溢れるDunmerだ。
私が入りたての頃、おっさんと同じくらい私の面倒を見てくれた。
「よしてくれよ。俺は一度は引退しようとした身だぞ?」
「それに前ギルマスのVilenaが直々にお前を指名したんだ。俺の出る幕じゃねーだろう」
彼は苦笑していた。
「いつも通りギルドの上がりを金庫に入れておいた。後で確認してくれ」

「わかったわ」
彼が副官になってくれて本当に助かっている。
感謝の気持ちで一杯だ。
「じゃ、私はこれで。またね」
私は一人戦士ギルドへ向かった。
-----------------------------------------------------------
「どうしたAzazel、浮かない顔してんじゃねーか」
「腹でも痛いのか?」
おっさんは冴えない顔つきでその場に佇んでいた。

「腹が痛い方がまだマシだ・・・」
彼はとても疲れていた。
この場に残ったのは、Modrynに話を聞いてもらわずにはいられなかったからだ。

「彼女と行動を共にする機会がやたら増えてな」

「正直、とてもまいってる・・・」
事ある毎に振り回され、自分のペースをぐちゃぐちゃにされっぱなしだった。

「なに言ってやがる。今に始まったことじゃねーだろ」
おっさんは彼女が入会したての頃、指導員としてよくペアを組まされていた。
その縁で現在に至っている。

「何故、彼女は私ばかりを頼ってくるんだろう?お前の方が親身になってくれるのに」
「だから俺がマスターの仕事を代わりに引き受けてるんじゃねーか」
「俺は内、お前は外を任されてると思え」
おっさんはため息をついた。
「・・・お前はどうしてそんなに彼女の肩を持つんだ?」
「俺達のマスターだぞ?守ってやるのが当然だ」
「お前、グチを言いに来たのか?そんなもん、そのへんのクソ溜めに吐いちまいな」
Modrynはクルッときびすを返すと、部屋の奥へと歩いて行ってしまった。

「あいつも色々苦労してるんだ」
「過去の記憶がないなんていうのが、いい例じゃねーか」
「記憶がないだと?」
おっさんの声に驚きが混じった。

「なんだ、知らなかったのか。お前を頼ってる割には踏み込んだ話はしないんだな」
「奴の記憶は帝都の牢獄から始まってるんだそうな。ほんの3~4年前の話だ」
Modrynはピタっと口を閉じた。
「おっと、口が過ぎたな。今のはナシにしてくれ」
そう言うと絵筆を取り、おもむろにキャンバスに向かった。

「・・・・・・」
おっさんは黙って後姿を見つめていた。

私達はModrynの自宅を訪れた。

「お早うModryn、ギルドの管理はうまくいってる?」
「お前がいない間色々あったが、まあ、なんとかやってるよ」

Modrynは戦士ギルドChorrol支部のサブマスターだ。
私が留守の間は彼がギルドを仕切ってくれている。
実質、彼がマスターみたいなもんだった。

「もうちょっと頻繁に顔出さねーと、周りの皆に示しがつかねーぞ。」
「タダでさえゴタついてて、人手不足だっていうのに・・・」
「そうだったわね。大変な時期なのにごめんなさいね」
「でも、私よりあなたの方がずっとリーダーに向いてると思うの」
彼は口は悪いが、熱血漢で人情味溢れるDunmerだ。
私が入りたての頃、おっさんと同じくらい私の面倒を見てくれた。
「よしてくれよ。俺は一度は引退しようとした身だぞ?」
「それに前ギルマスのVilenaが直々にお前を指名したんだ。俺の出る幕じゃねーだろう」
彼は苦笑していた。
「いつも通りギルドの上がりを金庫に入れておいた。後で確認してくれ」

「わかったわ」
彼が副官になってくれて本当に助かっている。
感謝の気持ちで一杯だ。
「じゃ、私はこれで。またね」
私は一人戦士ギルドへ向かった。
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「どうしたAzazel、浮かない顔してんじゃねーか」
「腹でも痛いのか?」
おっさんは冴えない顔つきでその場に佇んでいた。

「腹が痛い方がまだマシだ・・・」
彼はとても疲れていた。
この場に残ったのは、Modrynに話を聞いてもらわずにはいられなかったからだ。

「彼女と行動を共にする機会がやたら増えてな」

「正直、とてもまいってる・・・」
事ある毎に振り回され、自分のペースをぐちゃぐちゃにされっぱなしだった。

「なに言ってやがる。今に始まったことじゃねーだろ」
おっさんは彼女が入会したての頃、指導員としてよくペアを組まされていた。
その縁で現在に至っている。

「何故、彼女は私ばかりを頼ってくるんだろう?お前の方が親身になってくれるのに」
「だから俺がマスターの仕事を代わりに引き受けてるんじゃねーか」
「俺は内、お前は外を任されてると思え」
おっさんはため息をついた。
「・・・お前はどうしてそんなに彼女の肩を持つんだ?」
「俺達のマスターだぞ?守ってやるのが当然だ」
「お前、グチを言いに来たのか?そんなもん、そのへんのクソ溜めに吐いちまいな」
Modrynはクルッときびすを返すと、部屋の奥へと歩いて行ってしまった。

「あいつも色々苦労してるんだ」
「過去の記憶がないなんていうのが、いい例じゃねーか」
「記憶がないだと?」
おっさんの声に驚きが混じった。

「なんだ、知らなかったのか。お前を頼ってる割には踏み込んだ話はしないんだな」
「奴の記憶は帝都の牢獄から始まってるんだそうな。ほんの3~4年前の話だ」
Modrynはピタっと口を閉じた。
「おっと、口が過ぎたな。今のはナシにしてくれ」
そう言うと絵筆を取り、おもむろにキャンバスに向かった。

「・・・・・・」
おっさんは黙って後姿を見つめていた。