ゆるゆるOblivion

Oblivion妄想RP日記です。渋親父率高いので、加齢臭漂ってます

マッチョメン

-インペリアルシティ近郊-

この道は帝都へ続いているため旅人達が頻繁に往来する。
それ故に、彼等を狙う追剥ぎの類も姿を現す。

カクテル01


マッチョな男が道を塞ぐように、仁王立ちで橋の中央を陣取っていた。
もちろん、いいカモが来るのを今か今かと待ち構えているのだ。


カクテル02

彼は隠れたりはしない。
正々堂々と、真正面からぶつかり、戦いを挑む。
そして、勝利と同時に有り金をすべていただく。
それが彼の流儀だった。

大抵の者は、見た目に恐れをなし、戦わずに持ち物すべてを投げ出していくのだが。




暫くすると、軽快な足音が聞こえてきた。

カクテル03


遠くの方からコートを翻しながら猛スピードで走ってくる人影が見える。


カクテル04

(来たな)

マッチョメンは大きく息を吸うと、大声を張り上げた。

「止まれ!」

カクテル05

「ここを通りたければ、有り金すべて置いていけ!」
「それが嫌なら、力ずくで・・・」





カクテル06

「ぶふっ!」



走ってきた女は止まりもせず、そのまま口上を続ける男を問答無用で吹っ飛ばした。


カクテル07



男の巨躯は本人でも信じられないくらい高く、宙を舞った。



カクテル08

(・・・あれ・・・?俺、飛んでる・・・?)



カクテル09





カクテル10


ズシャアァッ


カクテル11


彼女は何事もなかったかのように倒れている男の横を素通りしていった。
遠くの方で何かを言っているのが聞こえた。

「ごめんなさい!今ちょっと急いでるの!」

カクテル12

「また今度相手してあげるわ!」

そのまま風のように去っていった。





カクテル13

「・・・・なんてザマだ・・・・」

彼は地面に転がったまま、今起こった出来事を飲み込めずにいた。
腕にはかなり自信があるのに、何もできずにパンチ一発で沈められてしまうなんて。


カクテル14

「・・・・くそっ、あの女ただじゃおかねーぞ・・・」

たった一発貰っただけなのに、足に力が入らず中々立ち上がれなかった。


仮にも格闘家の肩書きを持つ自分が、こんな目に遭うなんて。


彼は己の未熟さに耐えられず、その場で暫くうずくまっていた。
悔しさと恥ずかしさで、のた打ち回ってわめき散らしたいくらいだった。

そんな事に気を取られてしまい、すぐ背後から人影が迫ってきていることに気づかずにいた。


カクテル15


普段ならこの異様な気配を察し、すぐさま戦闘態勢に入っているだろう。


カクテル16







ぐわああぁぁっ


カクテル17


彼の苦痛の声が、天まで響き渡る。
マッチョメンの不幸はここから始まった。



関連記事

Newest