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ゆるゆるOblivion

Oblivion妄想RP日記です。渋親父率高いので、加齢臭漂ってます

ルーファス、ヴィオラさんに命を狙われる話

大分前に書いたものですが、腐らせておくのも勿体無いので思い切って公開することにしました。
といっても、とりとめのないメモ程度のものですが(汗)
今回はアロエッティさん作のフォロワーModからヴィオレッタさんをお借りしています。

(サイトはこちら「STRAWBERRY VACCINE.」)*別タブで開きます

儚く美しいヴィオラさんに見惚れながら撮影させていただきました。

素敵なModをありがとうございます!

それでは、相変わらずの拙い文章ではございますが、お暇な時にでもどうぞ。↓






~闇夜に立ち昇る狼煙~

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ほろ酔い気分の帰り道、月明かりをふと雲が覆い隠すと辺りはゆっくりと闇に包まれていった。


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ぼんやりと薄暗い裏通りに差し掛かると何者かがいるようで、細い道の中央でウロウロと何かを探していた。

「どうしよう…困ったわ…」

独り言を呟きながら女性とおぼしき人影は地面を見回している。


「困り事かい?」

極力怪しまれないように、優しい声色をルーファスは発した。
人影はこちらに気付いたのか、「あっ…」と軽く身を強張らせた。

「あ~…怪しいもんじゃないから。何か探してるように見えたもんでね。いや、大丈夫ならいいんだ」

ルーファスがその場を去ろうとすると、

「…すいません、少し驚いてしまったものですから…」

と彼女は躊躇しながらも言葉を続けた。

「イヤリングを失くしてしまって…。大事な物で…。その、たぶん、この辺で落としたかと…」


こんな遅い時間にこんな物騒な裏通りで落し物を探している女なんているだろうか?
正直怪しさ大爆発だなとルーファスは思ったが、薄明かりの中おぼろげに見える女はやけに儚げな美女に見えたので、まぁ騙されてもいいだろうと、軽い気持ちで助け船を出してあげることにした。

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「こんな闇夜で無くしもんを探すのは至難の業だ。猫の手も借りたいってんなら微力ながら力貸すぜ?」

「助かります」


彼が藪の中やらを覗き込みながら、「どんな形をしたイヤリングなんだい?」と手探りで漁っていると背中に鋭利なものを押し付けられた。


「妙なマネをしたら刺すわよ」

女が背後から脅すようにルーファスにナイフを突き当てていた。

「…まいったな…」

彼は女が促すままに移動すると、突き当たりの石壁に強く押し付けられた。

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身体調査をしているのか彼の体をまさぐっている。

「欲しい物があんなら全部持ってってくれてかまわんぜ。まぁ。小銭くらいしかねーけど」


女はルーファスが大した物を持っていない事を確認すると振り向かせ、腹部にナイフを突き当てた。

「あなたがルーファス?」

「どうだろうね?」

「とぼける気?なら、この名前で呼んだ方がいいのかしら、”ジョン・K・ペルグリノ”」


ルーファスの表情がギョっとしたように一変したが、すぐさま調子を取り戻すとおどけたように口角を上げながら、

「誰だよそいつは。残念ながら姉さんが探してる相手は俺じゃなさそうだ」

と、軽口を叩いてみせた。

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「別にいいのよ、しらばっくれても。とっくに調べはついてるんだもの、この腐れ外道が」

女はゆっくりとナイフを彼の首に移動させると喉元に血の筋を作ってみせた。
ルーファスは軽く身を強張らせる。
その所作や動じない様子を見て、彼は彼女が本気な事もプロであることもわかったのだ。


「ジョン?ルーファス?…どっちでもいいわ」
「いつもなら苦しませずに息の根を止めてあげるんだけど、今回は特別よ」
「あなたがしたように、同じようにしてあげる。出来るだけ長く苦しめて、この世の地獄を味わわせてあげる」

「…随分と楽しそうな提案だが、生憎俺は痛みとかには非常~に弱いもんでね、出来ればいつも通りにサクっとやっちまってくんねーかな?」

「馬鹿言わないで」

「お前さん賞金稼ぎだろ?よく俺に辿りついたじゃねーか。正直、バレたのはスカイリムに来てから初めてだ」
「まったく、天晴れな姉さんだぜ」

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女は無表情のまま汚い物を見るかのように侮蔑の色を目に浮かべている。

「賞金稼ぎ?…私がお金で動くとでも?見くびられたものね。
そしてその耳障りな軽口…。まったく、反吐が出そう」
「だけど、火炙りにされてもそんな口が叩けるのかしら?自分が家族にしたことを悔やんだりするの?」


みるみるルーファスの顔が青ざめていく。
生気などまるで宿っていないようだった。
彼はかなり困惑した様子で苦しそうに言葉を搾り出した。

「…なんてこと言いやがる……」

彼はナイフを首筋に押し当てられてる事も忘れて、急に身を乗り出し彼女に迫った。
彼女の肩を両手で強く掴む。


「痛っ…!」


思わず声をあげ、女はナイフを彼の肩に突き刺すとほぼ同時に横になぎ倒された。


「!?」


女は転がりながらもすぐさま体勢を立て直すと、彼が見知らぬ人影と悶着している所だった。
女がハッとして見回すといくつかの黒い影がこちらに向かってきているのがわかった。

月を覆っていた雲がうっすら晴れてくると、怪しい人影の形が徐々に露になる。
黒尽くめだが装備はバラバラ、顔を覆い隠すこともしていない。
不審者の集団は各自物騒な武器をちらつかせると、問答無用で2人に襲いかかった。


――数分後。

その場には身元不明の男達が気を失って無様に転がっていた。
女は息を整えながら、転がっている男の持ち物を漁っている。

「なんなのこいつら、私まで殺そうとした」

身元が分かるような物は何も持っていなかった。
彼女は溜息を付きながらルーファスを見やる。

「…助けてくれなんて、言ってないから」

「わかってるよ」

彼女を突き飛ばしたのは守るためだと気付いてはいたが、そう簡単に承服することはできなかった。
命を奪おうとしていたのに咄嗟にそんなことをする人間がいるとも思わなかったからだ。

ルーファスはいつの間にか煙草に火をつけ紫煙をくゆらせている。
女は自分の通る道を遮る男の足を蹴飛ばしていた。


「こいつら、私と目的が同じように思えるのだけど」

「だろうな」

「舐められたものね…。私達が命令を遂行できないとでも思ってるのかしら」
「そんなこと絶対ありえないのに」

ナイフから血を振り払うとルーファスと対峙するよう身を翻した。
しかし彼は持っていた悪漢達から奪った武器を放り捨てていた。
降参したように両手を軽く挙げると、彼は困ったように眉間に皺を寄せた。


「…姉さん、申し訳ねー。そうもいかなくなっちまった…」


彼は意識を失っている男を邪魔臭そうに跨ぐと、彼女に近付いてきた。


「お前さんへ依頼した人間はおそらく俺が1度殺してやった男だ」
「止めを刺した上に燃やしてやったんだが…なんでかな…どうして生きてやがるのか…」

彼はポイっと煙草を無造作に捨てた。

「なぁ、頼む、今は見逃してくんねーかな?ケリがついたら煮るなり焼くなり好きにしてくれてかまわねーから」

「なにをふざけたことを」
「…だけど、そうね。猶予を与えて欲しいのなら考えてあげてもいいわ。私の質問に答えてくれたらね」

「いいぜ、なんでも聞いてくれ」

彼女の瞳に刺すような光が宿ると、こう訪ねた。


「自分を捨てた家族が憎らしくて、恨めしくて、新しい男の家と共に元奥さんと娘を焼き殺したっていうのは本当なの?」

「……」


彼は何も言わない。
俯いたまま棒立ちになっている。
息苦しいほどの静けさが立ち込め始めた頃、搾り出すように彼は呟いた。

「…俺は守れなかった…。それは殺したも同然じゃないのか?」

彼は酷く悔やんでいるかのように見えた。
真意はわからない。
ただ、嘘をついている様には見えなかった。

「…そう、わかった…」

女はなんの感情も見せずにさらりと聞き流した。


「あなたに猶予を与えてあげる。だけど、依頼主が死んだからってこの契約が解除されることはないの」
「あなたの命なんて簡単に奪えるのよ?私がその気になったらいつだって、ね」


彼女はナイフをしまうと踵を返した。


「これだけは守って。私があなたのすべてを奪うまで、その命、粗末にするんじゃないわよ。いいわね?」

「…そいつは難題だな…」

彼は苦笑している。



「それじゃぁ、またね」


女は闇に溶けるように去っていった。





「……」

ルーファスは今頃になって肩から出血していることに気付いた。
彼女に刺されて出来た傷だが、途端にズキズキしてきた上に無茶苦茶痛い。

「くそっ…、名前聞くの忘れちまった…」


名前も知らない不吉な闇の使者によってルーファスは己の宿敵が未だ生きているということを知った。
まずは奴がどうして生きているのか、そして所在を探らなければならない。
体の奥から沸々と執念にも似た怒りが込み上げ、彼は数年ぶりに血が滾る思いがした。


――上等だ。生き延びたことを後悔させてやる――






おわり


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ってな具合にシーズン2が始まるんじゃないかとw
シーズン1では見事家族の仇を討ち取ったルーファスですが、実は仇は生きていて再び血生臭い戦いに身をおかざるを得ない、そんな感じです。

ちなみにルーファスの宿敵はチャールズ・ダンス似で”リヴァイアサン”という東帝都社の裏組織の頂点に立つ男です。

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↑ゲーム・オブ・スローンズよりタイウィン・ラニスター役のリチャード・ダンス
 死ぬほど格好良い。こんなん敵に回したら勝てる気がしない

実は吸血鬼なのですが、誰もその実態を知らないという、謎めいた紳士。
その男が本気でルーファスを殺しにかかってくるので、身近な人間が巻き込まれ悲惨な状況に追い込まれる、みたいな話です。
その中にヴィオレッタさんも巻き込まれてくれるといいな、という私の願いが篭っています。
(勝手にすいません><)

ちなみにルーファスの本名を知ってるのは、ヴィオレッタさんとエオルンド・グレイ・メーン、そしてルーファスと後に良い仲になる帝国軍人の女性(まだ出てきてない)くらいだったりします。
ただまぁ、”ジョン”というよりはやっぱり”ルーファス”の方が合ってるな~って思ってますw













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