ゆるゆるOblivion
Oblivion妄想RP日記です。渋親父率高いので、加齢臭漂ってます
無駄遣い
おっさんとHouseは何日も寝ずに毒薬作りを続けていた。

ほとんど部屋から出てくることもなく、食事もロクに摂らない。
心配したMiaがたまに軽食を運んで行くが、入るとHouseに怒られるので外から声を掛ける程度に留めておくことにした。
その間、何もすることがない二人。
Miaとchevはチェスをしたり、読書をしたりと無駄に時間を過ごしていた。

今日も何もすることがないので、のんびりチェスに興じている。
「・・・もう二週間は経ってるわよ?あの二人、ご飯も食べないで大丈夫なのかしら・・・」
やる気なさそうにコマを動かすMia。
相対するChevも楽しそうには見えない。
「食事は用意してやってるんだ。腹が減ったら勝手に出てきて食べるだろうさ」
「私、一緒に来た意味あったのかな・・・」

毒に体を蝕まれているChevがここにいるのは分かる。
しかし、自分はここにいる理由がない。
解毒薬に必要な材料を揃える手伝いは出来るが、その仕事がいつ回ってくるのか今の時点では定かではない。
そう思うと、助けが必要になった時点で声を掛けて欲しかった。
このダラダラと過ごしている時間がもったいなくて仕方ないのだ。

「あんたがいなかったら、暇過ぎて、暇過ぎて、腐っちまってただろうな」
「俺は非常に助かってるぜ」
彼は笑っていた。

「あなたの時間潰しの相手・・・か。役に立ててるみたいで良かったわ」
「それはそうと、解毒薬ができたらその後どうするの?」
「どうするって?」
「また山賊家業に戻るの?」
「別にやりたくてやってるわけじゃねーんだぞ?」
「手っ取り早く暮らしてくにはあれが一番簡単なんだ」
「せっかく命が助かるのに、もったいないわね」
彼女はこの数週間で彼の人柄に触れる機会が何度もあり、以前よりもどういう人間なのかを知る事が出来た。
山賊家業で人生を棒に振ってしまうには惜しい人材だ。
出来れば、彼の腕を生かした仕事をさせてあげたいと願っていた。

「格闘技で生きていければ問題ないのさ。だが、アリーナでは雇ってくれなかったしな・・・」
「そういえば、あんた現アリーナチャンピオンなんだろ?俺のこと売り込んでくれねーか?」
「で、最終的に私に挑戦するの?」
「まさか。あんたに勝てるなんてこれっぽっちも思ってねーよ」
「若いのになんであんなに強いんだよ・・・・」
パンチ一発で二度も沈められてしまったのだ。
自分が敵う相手ではない。
「強いのだけが取柄だからよ。」
「アリーナよりも、もっと安定した仕事をしてみる気はない?」
「そんなウマイ話があるのか?」
彼には見当もつかなかった。

「私ね、戦士ギルドのマスターなの。今、人材不足で困ってるのよ」
彼女はギルドの仕事内容や報酬など、詳しい話をした。
もしメンバーになるのなら、Anvilにある元・自宅(元・お化け屋敷)を使ってもいいということも付け加えた。
「そこにもう一つ条件付けさせてもらってもいいか?」

彼は乗り気だったが、まだ納得がいかないようだった。
「なにかしら?」
「あんたの訓練付きだ」
「訓練?なんの?」
「格闘技もそうだが、剣も盾も、戦闘に関する事なら一通りなんでもだ」
「別にかまわないけど・・・」
「よし、決まりだ!」
彼は嬉しそうに声を張り上げると、右手を突き出した。
しっかりと握手する二人。

「宜しく頼むぜマスター」
「こちらこそ、宜しくね」
すんなり話はまとまった。
豪快で余計な詮索はせず、単純明快な彼の性格にMiaは好感を抱いていた。
彼が戦士ギルドに入ってくれたらさらに活気付くだろうなと、直感的に感じた。
良い人材を発掘できて満足だった。
ただし、本当に解毒薬が完成すればの話だが。
二人は完成することを確信していたので、そのことについては触れなかった。
笑顔で分かち合っている二人の耳に、階下で扉の開閉音が聞こえた。
『二人とも来てくれないか?』
おっさんが二人を呼ぶ声がする。
何事だろうかと思い、二人は顔を見合すと、急いで階下へと向かった。

ほとんど部屋から出てくることもなく、食事もロクに摂らない。
心配したMiaがたまに軽食を運んで行くが、入るとHouseに怒られるので外から声を掛ける程度に留めておくことにした。
その間、何もすることがない二人。
Miaとchevはチェスをしたり、読書をしたりと無駄に時間を過ごしていた。

今日も何もすることがないので、のんびりチェスに興じている。
「・・・もう二週間は経ってるわよ?あの二人、ご飯も食べないで大丈夫なのかしら・・・」
やる気なさそうにコマを動かすMia。
相対するChevも楽しそうには見えない。
「食事は用意してやってるんだ。腹が減ったら勝手に出てきて食べるだろうさ」
「私、一緒に来た意味あったのかな・・・」

毒に体を蝕まれているChevがここにいるのは分かる。
しかし、自分はここにいる理由がない。
解毒薬に必要な材料を揃える手伝いは出来るが、その仕事がいつ回ってくるのか今の時点では定かではない。
そう思うと、助けが必要になった時点で声を掛けて欲しかった。
このダラダラと過ごしている時間がもったいなくて仕方ないのだ。

「あんたがいなかったら、暇過ぎて、暇過ぎて、腐っちまってただろうな」
「俺は非常に助かってるぜ」
彼は笑っていた。

「あなたの時間潰しの相手・・・か。役に立ててるみたいで良かったわ」
「それはそうと、解毒薬ができたらその後どうするの?」
「どうするって?」
「また山賊家業に戻るの?」
「別にやりたくてやってるわけじゃねーんだぞ?」
「手っ取り早く暮らしてくにはあれが一番簡単なんだ」
「せっかく命が助かるのに、もったいないわね」
彼女はこの数週間で彼の人柄に触れる機会が何度もあり、以前よりもどういう人間なのかを知る事が出来た。
山賊家業で人生を棒に振ってしまうには惜しい人材だ。
出来れば、彼の腕を生かした仕事をさせてあげたいと願っていた。

「格闘技で生きていければ問題ないのさ。だが、アリーナでは雇ってくれなかったしな・・・」
「そういえば、あんた現アリーナチャンピオンなんだろ?俺のこと売り込んでくれねーか?」
「で、最終的に私に挑戦するの?」
「まさか。あんたに勝てるなんてこれっぽっちも思ってねーよ」
「若いのになんであんなに強いんだよ・・・・」
パンチ一発で二度も沈められてしまったのだ。
自分が敵う相手ではない。
「強いのだけが取柄だからよ。」
「アリーナよりも、もっと安定した仕事をしてみる気はない?」
「そんなウマイ話があるのか?」
彼には見当もつかなかった。

「私ね、戦士ギルドのマスターなの。今、人材不足で困ってるのよ」
彼女はギルドの仕事内容や報酬など、詳しい話をした。
もしメンバーになるのなら、Anvilにある元・自宅(元・お化け屋敷)を使ってもいいということも付け加えた。
「そこにもう一つ条件付けさせてもらってもいいか?」

彼は乗り気だったが、まだ納得がいかないようだった。
「なにかしら?」
「あんたの訓練付きだ」
「訓練?なんの?」
「格闘技もそうだが、剣も盾も、戦闘に関する事なら一通りなんでもだ」
「別にかまわないけど・・・」
「よし、決まりだ!」
彼は嬉しそうに声を張り上げると、右手を突き出した。
しっかりと握手する二人。

「宜しく頼むぜマスター」
「こちらこそ、宜しくね」
すんなり話はまとまった。
豪快で余計な詮索はせず、単純明快な彼の性格にMiaは好感を抱いていた。
彼が戦士ギルドに入ってくれたらさらに活気付くだろうなと、直感的に感じた。
良い人材を発掘できて満足だった。
ただし、本当に解毒薬が完成すればの話だが。
二人は完成することを確信していたので、そのことについては触れなかった。
笑顔で分かち合っている二人の耳に、階下で扉の開閉音が聞こえた。
『二人とも来てくれないか?』
おっさんが二人を呼ぶ声がする。
何事だろうかと思い、二人は顔を見合すと、急いで階下へと向かった。