ゆるゆるOblivion
Oblivion妄想RP日記です。渋親父率高いので、加齢臭漂ってます
ばれんたいんでー?
二人揃って朝食のテーブルに着くと、
Eyjaが可愛い包装紙に包まれた物を大事そうに抱えてやってきた。

「旦那様、今日はバレンタインデーですのよ。」
「感謝の気持ちを込めて、どうぞ、受け取って下さいな」
彼女はおっさんにハート型の箱を手渡した。
「ありがとう。いつもすまないな」
「いえいえ、日頃からお世話になっておりますから。ちょっとしたお礼ですわ」
Eyjaはにこにこしながら受け取って貰えたことに喜びを感じていた。
「・・・あの~、ばれんたいんでーって、な、なんだろう・・・??」
おそるおそる質問するMia。
彼女は不思議そうに今のやり取りを見ていた。
プレゼントらしき物をあげたようだが、誕生日ではなさそうだ。
では、何故Eyjaはおっさんにあんな可愛い箱を渡したのだろう。
「ああ、バレンタインデーというのはね、意中の相手にチョコレートを渡して愛を告白する日なんですよ」
Miaの表情が驚き一色に染まった。
「えっ、えぇえええっ・・・!?」
彼女はEyjaとおっさんを交互に見やり、目を白黒させていた。
かなり戸惑っているようだ。
Eyjaはその様子を見て、思わず笑ってしまった。
「あははは、違いますよ、私の場合は義理チョコなんですよ」
「ぎ、ぎりちょこ・・・?」
声を裏返しながらMiaが聞き返した。
Eyjaがクスクス笑いながら説明をしてくれた。
「愛を告白する日でもありますが、同時に、普段お世話になっている方に感謝の気持ちを込めてチョコレートを送る日でもあるんですよ」
「それが、義理チョコ。好きな人に送るのは本命チョコ。」
「・・・そうなんだ~・・・」へー
初めて知った。
いや、もしかしたら以前は知っていたのかもしれないが、現時点では全く記憶にない。
面白い習慣があるものだなと、彼女は思った。
「旦那様は甘いものがお好きですからね。バレンタインデーには特別美味しい高級なチョコレートを差し上げることにしてるんです」
「・・・旦那様には、本当にお世話になってますからね・・・」
EyjaはしみじみとAzazelを見つめた。
色んな思いが彼女にもあるのだろう。
「感謝してもしきれませんわ」
目元にうっすら涙が浮かんでいるようだった。
Azazelは少し困ったような笑みを浮かべながら、彼女の腕に軽く触れた。
「こちらこそ礼を述べるよ。君はよくやってくれている。これからも宜しく頼むよ」
「もったいないお言葉・・・。これからも一生懸命お世話させていただきます」
彼女は深々と頭を下げた。
おっさんは優しく微笑みながら、静かに頷いていた。
-------------------------------------------------------
二人は仕事場である戦士ギルドを目指して歩いていた。
「ねえ、腰が痛いなら、重装備はやめて軽装備とかにしたらどう?」

重い鎧を一日中身にまとっているのだ。
おそらく腰にもかなりの負担がかかってる筈。
「これが一番馴染んでるんだ。軽いのはどうもね・・・」
おっさんはいくつか鎧をあつらえてはいるが、すべて重鎧だった。
この金属の重みが体に安心感を与えており、ちょっと切られたくらいじゃビクともしないのが気に入っている。
薄い素材だと、自分の腕前からして、少し心許無いのだ。

「あまり無理はしないでね。」
「あなたは魔法も得意なんだから、いっそのこと、ローブでいいと思うんだけどな・・・」
剣を使わずに魔法オンリーでいったら、あまり体に負担はかからないのでは?
それに、魔法が使えないMiaのサポートとしては、その方が好都合のような気もした。
「なんだ、途端に老人扱いか。」
「動けるうちは、動いておきたいんだ。わかるだろ?」
動かなくなったら、益々それが加速していき、本当に動けなくなるような不安があるのだ。
Miaにもそれがわかったので、それ以上何も言わなかった。
「・・・・全く。年寄りの冷や水っていうのは、こういうことを言うのね・・・・」
ため息混じりに小声で呟いた。
「そう思うなら、少しはいたわってくれ」
「そうね、そうするわ」
Miaはおっさんの手を握った。
おっさんは一瞬体を強張らせると、いぶかしげに彼女の方を見た。
「足元注意してね。繋いで無いとよろけちゃうでしょ?」
まるでいたずらっ子のような笑みを浮かべているMia。
おっさんは眉間に皺を寄せ苦笑しながらも手を振り払うと、サッサと1人で歩いて行ってしまった。
「なによー!ひとりじゃ危ないわよー!」
「だったらひとりで行かせないでくれ」
Miaは足早に彼の後を追った。
Eyjaが可愛い包装紙に包まれた物を大事そうに抱えてやってきた。

「旦那様、今日はバレンタインデーですのよ。」
「感謝の気持ちを込めて、どうぞ、受け取って下さいな」
彼女はおっさんにハート型の箱を手渡した。
「ありがとう。いつもすまないな」
「いえいえ、日頃からお世話になっておりますから。ちょっとしたお礼ですわ」
Eyjaはにこにこしながら受け取って貰えたことに喜びを感じていた。
「・・・あの~、ばれんたいんでーって、な、なんだろう・・・??」
おそるおそる質問するMia。
彼女は不思議そうに今のやり取りを見ていた。
プレゼントらしき物をあげたようだが、誕生日ではなさそうだ。
では、何故Eyjaはおっさんにあんな可愛い箱を渡したのだろう。
「ああ、バレンタインデーというのはね、意中の相手にチョコレートを渡して愛を告白する日なんですよ」
Miaの表情が驚き一色に染まった。
「えっ、えぇえええっ・・・!?」
彼女はEyjaとおっさんを交互に見やり、目を白黒させていた。
かなり戸惑っているようだ。
Eyjaはその様子を見て、思わず笑ってしまった。
「あははは、違いますよ、私の場合は義理チョコなんですよ」
「ぎ、ぎりちょこ・・・?」
声を裏返しながらMiaが聞き返した。
Eyjaがクスクス笑いながら説明をしてくれた。
「愛を告白する日でもありますが、同時に、普段お世話になっている方に感謝の気持ちを込めてチョコレートを送る日でもあるんですよ」
「それが、義理チョコ。好きな人に送るのは本命チョコ。」
「・・・そうなんだ~・・・」へー
初めて知った。
いや、もしかしたら以前は知っていたのかもしれないが、現時点では全く記憶にない。
面白い習慣があるものだなと、彼女は思った。
「旦那様は甘いものがお好きですからね。バレンタインデーには特別美味しい高級なチョコレートを差し上げることにしてるんです」
「・・・旦那様には、本当にお世話になってますからね・・・」
EyjaはしみじみとAzazelを見つめた。
色んな思いが彼女にもあるのだろう。
「感謝してもしきれませんわ」
目元にうっすら涙が浮かんでいるようだった。
Azazelは少し困ったような笑みを浮かべながら、彼女の腕に軽く触れた。
「こちらこそ礼を述べるよ。君はよくやってくれている。これからも宜しく頼むよ」
「もったいないお言葉・・・。これからも一生懸命お世話させていただきます」
彼女は深々と頭を下げた。
おっさんは優しく微笑みながら、静かに頷いていた。
-------------------------------------------------------
二人は仕事場である戦士ギルドを目指して歩いていた。
「ねえ、腰が痛いなら、重装備はやめて軽装備とかにしたらどう?」

重い鎧を一日中身にまとっているのだ。
おそらく腰にもかなりの負担がかかってる筈。
「これが一番馴染んでるんだ。軽いのはどうもね・・・」
おっさんはいくつか鎧をあつらえてはいるが、すべて重鎧だった。
この金属の重みが体に安心感を与えており、ちょっと切られたくらいじゃビクともしないのが気に入っている。
薄い素材だと、自分の腕前からして、少し心許無いのだ。

「あまり無理はしないでね。」
「あなたは魔法も得意なんだから、いっそのこと、ローブでいいと思うんだけどな・・・」
剣を使わずに魔法オンリーでいったら、あまり体に負担はかからないのでは?
それに、魔法が使えないMiaのサポートとしては、その方が好都合のような気もした。
「なんだ、途端に老人扱いか。」
「動けるうちは、動いておきたいんだ。わかるだろ?」
動かなくなったら、益々それが加速していき、本当に動けなくなるような不安があるのだ。
Miaにもそれがわかったので、それ以上何も言わなかった。
「・・・・全く。年寄りの冷や水っていうのは、こういうことを言うのね・・・・」
ため息混じりに小声で呟いた。
「そう思うなら、少しはいたわってくれ」
「そうね、そうするわ」
Miaはおっさんの手を握った。
おっさんは一瞬体を強張らせると、いぶかしげに彼女の方を見た。
「足元注意してね。繋いで無いとよろけちゃうでしょ?」
まるでいたずらっ子のような笑みを浮かべているMia。
おっさんは眉間に皺を寄せ苦笑しながらも手を振り払うと、サッサと1人で歩いて行ってしまった。
「なによー!ひとりじゃ危ないわよー!」
「だったらひとりで行かせないでくれ」
Miaは足早に彼の後を追った。