ゆるゆるOblivion

Oblivion妄想RP日記です。渋親父率高いので、加齢臭漂ってます

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甘い物と若い女

~ChorrolのFighters Guild~

valen09


おっさんの勤務地はSkinglad支部だが、Miaの本拠地はChorrolだった。
といっても、彼女はあまり本部へは顔を出さない。
基本的に野山を駆け巡っており、沢山の依頼をひとりでこなしていることの方が多い。
ギルドマスターの仕事もほとんどChorrolのサブマスターであるModrynが引き受けている。

ということで、久し振りにChorrol本部へと顔を出した。


valen10

「・・・相変わらず、幽霊部員みたいだよな、お前」

ムスっとした表情でModrynが出迎えてくれた。
彼女は体裁を取り繕うように愛想笑いを浮かべている。

「・・・えへへ・・・、本当、申し訳ない・・・」

毎月のギルドのあがりを調べるため、金庫の中身を確認しに来たのだ。

「いつも言ってるが、もうちょっと顔出せよ。お前に紹介してない新人だっているんだぞ?」


そう言って彼は机上の書類をトントンと指で突いた。
そこにはMiaの知らない新メンバーの名前や略歴などが書かれていた。

「3人増えたの?」

「そうだ。入ったばかりだから、使い物になるかどうかは、まだ未知数だ」
「ま、生き残ってくれりゃ、その内使えるようにもなるんだろうがな」

彼は鼻から大きく息を吐くと、腕を組んだ。
そして思い出したように再び口を開く。

「ああ、そうそう、お前が連れてきたChevって野郎、あいつ使えるな。腕っぷしもいいし、度胸もある。」
「あっという間にサブマスターまでいけんじゃねーか?」

彼はChevを高くかってるようだ。
Mia以来の逸材とまではいかないが、それに引けを取らないくらいの人物だと思っているフシがある。

「あなたもそう思う?」
「彼は信頼出来るし、とても良い人よ。重要な仕事を任せても心配ないんじゃないかしら」

「そうだな。フン、来月には昇進させてやるか」

彼は満足そうに笑みを浮かべた。



「ねえ、所でさ・・・・」

Miaは話を変えるため語尾に余韻を含ませた。
今日はあがりを調べにきたということにしてあるが、本当の目的は違うものだった。

「Modrynはおっさんと同い年くらいなのよね?腰痛とかあるの?」

「同い年っていっても、Dunmerと人間じゃ歳の取り方が違うんだ。一概に同じとは言えないぞ」
「まあ、腰痛は俺もたまにあるけどな。だけど、それは別に歳とか関係なく、誰にだってあるだろ?」

「痛いときはどうするの?」

「マッサージかな。知り合いにうまいのがいるんだ。揉み解すと大分楽になるかなー」
「なんだ、あいつ腰が痛いのか?」

「うん」

「あいつの場合は完全に歳からきてるな。仕方ねーことだが、腰だけはどうにもならんからな・・・」


体験者にしかわからない事柄があるのだろう。
Miaは腰痛になったことがないので、痛みの度合いや、どういう状態になるのかということがよくわからなかった。
ただ、とても痛そうだということだけはわかる。

「予防策とかないの?」

「色々あるが、なる時はなっちまうからなー・・・。」
「急に重いものを持って立ち上がらない、とかかな?」


これといった予防策・解決策を彼は知らないようだ。
というか、ないのかもしれない。


「あいつ自分の年齢のこと棚に上げて、無理してお姉ちゃんに奉仕しちまったんじゃねーのか?」
「なあ?」

「なに、それって下ネタ?つまんないわよ」

「馬鹿言うなよ、俺は本気で言ってるんだ」

とか言いつつ、顔が笑いで歪みまくっている。
何がそんなに楽しいのだろう。
Miaは馬鹿馬鹿しいなと思いながらも、つい釣られて笑ってしまった。
Modrynの下ネタはいつもおっさんを辱めるようなものばかりだ。
おそらく、彼なりに友情を示しているのだろう。
かなり屈折しているが。


「お前も気をつけろよ。一つ屋根の下で暮らしてんだ、何が起きても受け止めてやるくらいの気持ちでいなきゃな」
「あいつに無茶すんなって言っといてくれ。俺と違ってじーさんなんだからよ。」

「わかったわ」


Miaは帰るため階下へと降りていった。
1階ホール中央で立ち止まり、見送ってくれるModrynに向き直ると、こう続けた。

「Modryn、今日バレンタインデーなんだってさ。知ってた?」

「話には聞いてるが、よくわからん。何か良い事があるのか?」

「チョコレート貰えるらしいよ。愛の告白と一緒に。」

「甘ったるい話だな。で、お前は俺にそれをくれるのか?」

「欲しいの?」


Modrynはちょっと口ごもった。
何か色々と考えてるようだ。


「・・・勘弁してくれ。俺は甘い物も、若い娘も苦手だ。」

「なに本気にしてるのよ(笑)」


彼女はModrynの意外な反応にかなりウケているようだった。
軽快に笑っている彼女を見て、彼は恥ずかしい素振りを隠すためムっと睨み付けた。


「馬鹿野郎、誰が本気にしたよ。・・・全く、クソみたいな習慣だな。」


彼は吐き捨てるように苦々しく言い放つと、Miaを見送ることをやめ、二階への階段を昇っていってしまった。

valen11



そんなModrynがちょっぴり可愛く思えた。


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