ゆるゆるOblivion
Oblivion妄想RP日記です。渋親父率高いので、加齢臭漂ってます
欲に溺れるべからず
二日目の深夜遅く、ようやくUmbacano氏が現れた。
来ないかと思っちゃったよ><

「さあ、護衛を頼む。案内してくれ」
私は渋々、先頭を歩き始めた。

遺跡の中は綺麗なものだった。
実は、暇だったので先に掃除をしておいたのだ。

一列になって静かな堂内を歩いていく。
なんだかツアコンみたいだわ。

「手馴れたものだな。君はガイドの経験があるのか?」
「ないですよ」
(右手をご覧下さい、とか、定番ネタでもやってやろうかしら?)
なんの障害もなく、最深部までやってきた。
ここで行き止まりだ。
Umbacano氏はサッと私の横を素通りし、壁のレリーフに近づいた。
ブツブツ言いながら何かをはめこんでいる。

ゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・

壁が開いた。
こんな仕組みになっていたのか。
彼は脇目も振らず部屋の奥へと進んでいく。
「ふふふ・・・!長年追い求めていた力が、遂に我が物となる日が来た!!」
声に狂気が混じっている。
なにやら呪文を唱えだし、おもむろに冠を被ると、玉座のような椅子に座った。

「さあ!神の力よ我に宿れ!!」
ピカッ!
彼がそう言うと同時に、まばゆい光で世界が覆われた。

「眩しい!」
私は目を開けようとしたが、あまりの眩しさに身動きがとれない。
やっと光が収まり、元の暗さに戻る。

さっきまで狂喜乱舞していたUmbacano氏が何故か玉座でグッタリしていた。
「ちょっ!何!?なんなのよ!」
「うろたえるな!」
動転している私におっさんが渇を入れた。
彼は剣を抜いて備えている。
「周りをよく見ろ。恐ろしい数の亡霊が私達を囲んでいるぞ」
いつの間にか四方の扉は開け放たれ、Ayeleid達の亡霊であるBones Undeadがぞろぞろとこちらへやってきていた。
それはもう、凄い数だった。
残された三人は必死になって戦った。

あまりにも乱戦だったため、気が付いた時には私1人だった。
「・・・おっさん?」
「おっさんどこ!?返事をして!」
不安になりながらも、声を張り上げ辺りを探した。
「ここだ」
彼は通路に倒れているClaude Maricの横に立っていた。
「残念だが、無事なのは我々だけのようだ」

私はすでに息絶えているUmbacano氏の頭から冠をはずした。
「・・・・悪いことしちゃったかしら・・・」
「むしろこれで良かったのかもしれん。その冠がもし本物だったら・・・」
きっと、もっとやっかいな話になっていたに違いない。
後悔しても仕切れないほどの大事件に発展していたかもしれない。
そう思うと、いくらか気分が和らいだ。
複雑な心境だが、これで良かったのかも。
死体をそのままに、私達は遺跡を脱出し外へ出た。

「もしかしたら、私達は世界を悪の手から寸前で救ったのかもしれないわね」
考え方を変えるとそうなるのではなかろうか。
「君の立ち直りの早さには感服するよ」
「私は常に前しか見てないからね」
えへへ、と、私は照れたように笑いを浮かべた。
「素晴らしい特性だ。」
「だが、時には横にいる私のことも見て欲しいな」
「いつも気に掛けてるわよ?」
「なら、何故いつも君の剣は私をかすめるのだ?わざとなのか?」
「あら、かすめてるだけならいいじゃない」
「あなたの弓矢がいつも私に突き刺さるのはどういうことなのかしら。殺意でもあるの?」
「話をすりかえるな。私の質問に答えろ」

私は知らん振りをしてやった。
空を見上げると、満点の星空が広がっていた。
久し振りにこんな綺麗な夜空を見たような気がした。
来ないかと思っちゃったよ><

「さあ、護衛を頼む。案内してくれ」
私は渋々、先頭を歩き始めた。

遺跡の中は綺麗なものだった。
実は、暇だったので先に掃除をしておいたのだ。

一列になって静かな堂内を歩いていく。
なんだかツアコンみたいだわ。

「手馴れたものだな。君はガイドの経験があるのか?」
「ないですよ」
(右手をご覧下さい、とか、定番ネタでもやってやろうかしら?)
なんの障害もなく、最深部までやってきた。
ここで行き止まりだ。
Umbacano氏はサッと私の横を素通りし、壁のレリーフに近づいた。
ブツブツ言いながら何かをはめこんでいる。

ゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・

壁が開いた。
こんな仕組みになっていたのか。
彼は脇目も振らず部屋の奥へと進んでいく。
「ふふふ・・・!長年追い求めていた力が、遂に我が物となる日が来た!!」
声に狂気が混じっている。
なにやら呪文を唱えだし、おもむろに冠を被ると、玉座のような椅子に座った。

「さあ!神の力よ我に宿れ!!」
ピカッ!
彼がそう言うと同時に、まばゆい光で世界が覆われた。

「眩しい!」
私は目を開けようとしたが、あまりの眩しさに身動きがとれない。
やっと光が収まり、元の暗さに戻る。

さっきまで狂喜乱舞していたUmbacano氏が何故か玉座でグッタリしていた。
「ちょっ!何!?なんなのよ!」
「うろたえるな!」
動転している私におっさんが渇を入れた。
彼は剣を抜いて備えている。
「周りをよく見ろ。恐ろしい数の亡霊が私達を囲んでいるぞ」
いつの間にか四方の扉は開け放たれ、Ayeleid達の亡霊であるBones Undeadがぞろぞろとこちらへやってきていた。
それはもう、凄い数だった。
残された三人は必死になって戦った。

あまりにも乱戦だったため、気が付いた時には私1人だった。
「・・・おっさん?」
「おっさんどこ!?返事をして!」
不安になりながらも、声を張り上げ辺りを探した。
「ここだ」
彼は通路に倒れているClaude Maricの横に立っていた。
「残念だが、無事なのは我々だけのようだ」

私はすでに息絶えているUmbacano氏の頭から冠をはずした。
「・・・・悪いことしちゃったかしら・・・」
「むしろこれで良かったのかもしれん。その冠がもし本物だったら・・・」
きっと、もっとやっかいな話になっていたに違いない。
後悔しても仕切れないほどの大事件に発展していたかもしれない。
そう思うと、いくらか気分が和らいだ。
複雑な心境だが、これで良かったのかも。
死体をそのままに、私達は遺跡を脱出し外へ出た。

「もしかしたら、私達は世界を悪の手から寸前で救ったのかもしれないわね」
考え方を変えるとそうなるのではなかろうか。
「君の立ち直りの早さには感服するよ」
「私は常に前しか見てないからね」
えへへ、と、私は照れたように笑いを浮かべた。
「素晴らしい特性だ。」
「だが、時には横にいる私のことも見て欲しいな」
「いつも気に掛けてるわよ?」
「なら、何故いつも君の剣は私をかすめるのだ?わざとなのか?」
「あら、かすめてるだけならいいじゃない」
「あなたの弓矢がいつも私に突き刺さるのはどういうことなのかしら。殺意でもあるの?」
「話をすりかえるな。私の質問に答えろ」

私は知らん振りをしてやった。
空を見上げると、満点の星空が広がっていた。
久し振りにこんな綺麗な夜空を見たような気がした。